こんにちはとおるです
ミックスをする際に、リファレンスCDが必要になりますが、皆さんはどんな音源を使ってミックスを行なっていますか。
CD(WAVE)ですか。
または、MP3やAACですか。
ところで、リファレンス曲って知っていますか
リファレンス曲(CD)とは、ミックスをする際にあなたの曲とプロとの違いを聴き比べる為に、参考にする曲のこと
今回は、自分を成長させるために、自己投資をしても良いと考えてる方へ、ミキシング(ミックス)のセンスを上げる話をしますね。
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この記事の目次
ハイレゾ音源って
現在普及している、ハイレゾという音源データがありますが知ってますか。
ハイレゾ音源とは、簡単に説明するとCD以上の高音質な音源のことで、本来その曲のミックスに関わった人しか聴けなかった音質の曲です。
CDにする前のマスターに近い音源で、これは制作に関わっている一部の人しか聴くことが出来なかったものです。
ですが、数年前からネットを使ってデータで購入することが出来るようになりました。
ミキシング(ミックス)する際に、この音源をリファレンスにすることで、一般の人でも良い感覚を身につけやすくなっています。
DTMでプロ志向の人は、センスを上げる為に絶対に使用した方が良いです。
では、なぜこれを薦めるのかを次に説明しますね。
ハイレゾ音源をリファレンスにするべき3つの理由
プロのマスターの音と、自分の音の質感の違いが正確に分かる
もしもMP3やAACなどをリファレンスにしている人は、エンジニアが技術とセンスを込めて作った本当の音を聴いている訳ではありません。
上記はCD音質よりも劣化した音質になり、これを参考に音を真似たところで、プロが作っている音質に近づけられないと思います。
ちなみにMP3やAACでなくても、CDの音でさえマスターの音源とは若干違います。
※CDは、ざっくりいうと音質が固めになります。
ですが、ハイレゾ音源はほぼマスター音源に近いので、これを参考にミックスをすることで、あなたのミックスを向上させることが出来ます。
プロと自分との足りないポイントが明確になる
ハイレゾ音源にはあらゆる音の情報(ミックスなど)が詰まっています。
それを参考にトライ&エラーを繰り返してミックスしていけば、自分に足りないポイントが徐々に見つかると思います。
そうしたら、その違いは音量バランスなのか音の定位なのか、使用している機材か音色が違うのか、楽器にかけているプラグインエフェクトの掛け方が違うのかを考えましょう。
その後、参考にしているアーティストの機材や、レコーディングエンジニアなどを調べたりしてください、色々なヒントが見つかるはずです。
良い音質の音楽を聴くことで 音のセンスが養われる
センスは色々ありますが、視覚(見る)で絵画を考えてみましょう。
絵画の技術や感性その他、絵画を見るに当たっても、本物を見て色々な経験をしている人と、そのような経験をしていない人が、良いモノをどのように判別できますか。
そもそも良いモノを知ると言うことは、自分の中の判断基準を広げるということでもあります。
音楽も、MP3やAACばかりを聴いている人が、ハイレゾなど聴いたことのない音質のことは、判断基準がないので違いが分かるはずがありませんし、そのような場合センスは身に付きにくいのではないでしょうか。
逆に、良い音源を聴きながらミックスしている人は、それに自然と慣れていきますので、先に説明した色々な違いに気がつくセンスが身に付くのではないでしょうか。
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ハイレゾ音源のデメリット
曲数が少ない
最近は、色々なアーティストがハイレゾ音源を少しずつ出すようになっておりますが、やはりCDと比べて圧倒的に曲数が少ないです。
ですので、リファレンスになる曲があればいいのですが、そうでない際はCDを参考にするしかありません。
値段が高い
ハイレゾ音源は、CDと比べて若干値段が高いです。
1曲単位(平均500円前後)でも販売されている物もありますので、それを購入してはどうでしょうか。
音質的にあまりメリットのない音源がある
このようなことを書きたくないのですが、好きなアーティストでCDを持っていて同じハイレゾも購入して、CD音質と音の聞き比べや、解析をして比べてみましたが、非常に疑問符のつく音源もありました。
CD音質に手を加えただけの、微妙な物があります。
基本的に、ここ数年のものを購入する方がはずれないと思います。
再生する機材や環境が必要
正直ハイレゾ音源を安いイヤホンなどで聴いても、音の再現度が違うので特長を活かせません。
また、スピーカーで聴いても置く高さや場所、壁などの材質その他様々な条件で変わってしまいますので、機材や環境作りが大切になります。
音源の購入方法
音源はダウンロード販売で、各種クレジットカードやペイパルなどその他、色々な決済システムで購入する事ができます。
ハイレゾ購入サイトの一部をあげますね。
- e-onkyo music
- SONYのmora
※WindowsやMacで使用するには、アプリケーションが必要ですのでダウンロードしてください。 - OTOTOI
- オリコンミュージックストア
私はe-onkyo musicとMoraを使って曲を購入しています。
もしもハイレゾ音源で好みの曲がない場合は、CDをリファレンスにすると良いと思います。
間違ってもMP3やAACをリファレンスにするのは止めてくださいね。
※Youtubeは問題外ですよ。
オススメリファレンス曲
あなたの好きなアーティストの音源を購入してリファレンスにすれば良いのですが、もしもどれを購入すれば良いか分からない際は、参考にしてみて下さい。
※あくまで私が購入して良いと感じたものですので、参考に程度に♪
洋楽
- Sarah Àlainn:Sarah
- Pharrell Williams:GIRL(Happy)
- Justin Timberlake:20/20エクスペリエンス(suit&tie)
- One Direction:Steal My Girl
- Taylor Swift:1989(Shake It Off)
- Bruno Mars:24K Magic
- Ledisi:The Truth(I Blame You)
- Daft Punk:ランダム・アクセス・メモリーズ(Get Lucky)
- Katy Perry:PRISM
- Donald Fagen:Morph the Cat(H Gang)
- Norah Jones:Come Away with Me
邦楽
- 椎名リンゴ:長く短い祭
- 宇多田光:花束を君に
- 柴崎コウ:こううたう
- 城南海:尊々加那志~トウトガナシ~
- 福原 美穗:Something New
- 中嶋ユキノ, 向谷実ユニット:アイシテルの言葉
- SHANTI:KISS THE SUN
インストゥルメンタル
- アナと雪の女王:オリジナル・サウンドトラック
- Falcom Sound Team:英雄伝説 閃の軌跡 サウンドトラック
アニソン
- Sawano Hiroyuki:Into The Sky
- aimer:midnight Sun(RE:I AM)
- MISHA:オルフェンズの涙
- AKINO with bless4:cross the line
- ワルキューレ:絶対零度θノヴァティック
- μ's:Snow Halation
- Trident:Blue Destiny
- 北宇治カルテット:トゥッティ
- ナノ:DreamCATCHER
- 坂本 真綾:FOLLOW ME UP
- 沼倉 愛美:叫べ
- Claris:コネクト
さいごに. リファレンス曲を考えてミックスしよう
私の生徒にハイレゾ音源を聴かせてみるのですが、聴く前から「そんな耳がないので聴いても分からない」という生徒に聴かせても、全員が音の違いに気付きます。
聴いた後、ボーカルが目の前で歌っているようとか、音に艶があって全体が立体的とか、、、みな好評価です。
今回の内容を実行すると、自己投資が必要にはなりますが、良い音楽を聴いて感性・感覚を磨き、ミキシング(ミックス)のスキルアップをしていってくださいね。
ハイレゾ音源の取り込み方:Cubaseオーディオファイルの読み込み方
ハイレゾ音源の取り込み方:ProTools AUDIOFILE(オーディオファイル)を出してみよう