Microsoft から7月29日に、Windows7,8.1のユーザーに1年間無料で配布されたWindows10、今後主流のOSとなっていくと思います。
今後WindowsでDTMをする上でメインOSとなると思いますので、早めに勉強するために新しいSSDとWindows8.1を購入して早速Windows10にアップグレードしてみました。
この記事の目次
現在のパソコン構成
アップグレードするために購入したWindows8.1は、DSP版にしようと思ったのですが、再インストールを何度もすることになりそうな予感がしたため通常版を選びました。※クリーンインストールが何度も出来たためこれは余計な考えでした。
SSDは、今までIntel製を3台使用していましたが、初のCFD社のSSD(Solid State Drive)256GBを購入。Windows8.1のインストールは2回目なのでトラブルことなくスムーズに終え、パソコン構成は下記のようになりました。
- CPU:Core i 7 SandyBridge 3.4Ghz
- メモリー:16GB CFD製デスクトップ用メモリ DDR3 PC3-10600 CL9
- SSD:240GB×2 Intel製
- SSD:256GB CFD製
- HD:2TB HITACHI製
- マザーボード:ASUS P8Z68-V PRO
- グラフィックボード:MSI AMDシリーズ R5770 Hawk
- 電源ユニット:玄人志向 KRPW-G2 850W
Windows7と8.1そしてWin10をデュアルブートで使用する際、Windows8.1又は10の起動をスタートアップのチェックを外すこと。でないとWindows7を起動する際にチェックディスクがかかります。お気をつけ下さい。
Windows10へアップデート
Windows10のダウンロードの通知が29日に来なかったので、Microsoftのサイトへいき手動でインストールしました。
OSがどのように使いやすくなっているのかとワクワクしながらインストールを待ち、8.1のデフォルトの状態からWindows10をインストール。
これでパソコンは、Windows7とWindows8.1、そしてWindows10というトリプルブート構成に。
Windows10でDTMをしてみた感想は
まずは結論
DTM PCユーザーは、現時点でWindows10へのアップグレードはお勧めできません。
理由1 インストールパスを覚えてくれない
ソフト音源やエフェクトプラグインを新規でインストールする際に、パス(インストール先)が記憶されない。
そのため毎回プラグインのインストール先を設定しなければいけないので、ある程度PCの知識がなければ音源をインストールしてもプラグインを出せずに苦労すると思います。
もしもプラグインのパスの設定方法が分からない際はこちら
「 ソフトウェア音源やプラグインが読み込めない 」
※インストールする際は、必ずバックアップファイルをとっておいてください。
理由2 一部ソフトが使用出来なくなる
Windows7で使えていたソフト音源の一部が、Windows10では使用出来ませんでした。
<無事に使用できたDTMソフト>※ユーザアカウントは通知しないで、セキュリティソフトなしでの新規インストールです。
Kontakt5、Battery4、Massive、FM8、GuitarRig5、 Absynth、Reaktor、Waves V8、Flux FullPack II、Addictive Drums 2、BFD2、BFD3、EZdrummer、EZmix、Sperior Drummer 2.0、Addictive Keys、UAD Octo Core、Izotope、Breverb、SampleTank3、Amplitube3、Spectrasonics Omnisphere、Trilian、ViennaEnsenble、Melodyne、MusiclLab Real Strat,LPC,Guitar、The Grand3、Ivory、Halion Sonic、Vocaloid Editor for Cubase、SlateDigital FG-X、Tube Saturator、PSP Neon2、elysia museqなど
<使用できなかったソフト>
SampleTank2、Miroslav Philharmonik、SonicSynth2、PSP VintageWarmer 2、Neonなど
※生徒の方でWindows7からWindows10へアプリやドライバを引き継ぐ形でアップグレードした生徒がおりますが、その後Cubaseを立ち上げて見ると無事に使用出来るはずのものの一部が使えなくなっています。引き継ぎは一部に不具合があるようですのでお気をつけ下さい。
理由3 ダウンロードアイコンが変換されない。クリックしても反応がない
ダウンロードしたアイコンが正しく変換されない。新規作成したフォルダが消える。一度設定したサウンドやアプリケーションの設定が元に戻っている。アプリケーションの一部ボタンをクリックしても反応しない。
このようなバグがあります。
Windows10の使いやすい点
OSが軽い
DTMとは切り離して、OS自体で考えるととても使いやすく出来ています。
Windows10に相応しいアップグレードと感じます。
今後色々なアプリも出るでしょうから、それらを使用すればもっと使いやすくなるでしょうね。
個人的に、スタートメニューのModern UIは、自分好みにカスタマイズでき色々なアプリへすぐに移動できるのでいいです。
アプリが使いやすい
OneNoteやメール、Groove ミュージックなどが使いやすい。ブラウザーのMicrosoft Edgeも見やすいです。
※下記は、Groove ミュージックでハイレゾ音源を聴いている画面。
このミュージックプレイヤーは、iTunesよりも軽くて使いやすいです。
Microsoftが考えた新しいOSの使いやすさが色々なところで感じられます。
<個人的に好きでない所>
Windows10のアイコンは、全体的に角ばっています。Windows7や8.1の丸身を帯びたアイコンが好きです。※個人的な意見ですのでWin10のアイコンが好きな人はスルーしてくださいね。
Windows10のゴミ箱
ハードディスクやDVDドライブアイコン
アイコンを簡単に変えるアプリが出てくれるのを、期待しています。
まとめ. しばらく様子を見てWindows10にアップグレードを考えましょう
今回のWindows10は素晴らしいOSだと思いますが、DTMユーザーは手を出すにはまだ時期尚早です。しかしSP1(サービスパック)(バグを改善するアップデート)が出るなども言われているようです。それらの情報を見ながら時期を考えていきましょう。