グループチャンネルというトラックを、使った事がありますか?
例えば、パラアウトしたドラムの音色「 BD(バスドラム)やSN(スネア)、HH(ハイハット)とCC(シンバル)、そしてTOM(タム) 」など、グループチャンネル全体でまとめて、インサート処理をしたり、リバーブをかけたりなど様々な使い方が出来ます。
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今回のグループチャンネルの使い方を覚えると、色々なルーティングが出来ますので、音楽を制作する上で便利ですよ。
では、このグループチャンネルトラックの使い方を説明しますね。
<Cubase 9以下 LE AI 対応内容>
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この記事の目次
グループチャンネルトラックの使い方
グループチャンネルは、録音やミックス、音作りなどのアレンジ、その他色々な場面で活躍します。
まずは、グループチャンネルを作ってみましょう。
作り方は、メニューのプロジェクトから
↓
トラックを追加
↓
グループチャンネルを左クリック
すると、下記Windowが出ます。
設定方法
- 数:トラックを作る数を入力
- 構成:STEREO(ステレオ)を選択
- トラックネーム:グループチャンネルのトラックネームを入力します。
- 出力:Stereo Out(キューベース最終出口の名前)
- グループチャンネルフォルダー:フォルダ内に作成
最後は、
トラックを追加をクリックで、赤い枠のトラックが出ると思います。
ROUTING(グループチャンネルへ接続の仕方)
次は、グループチャンネルへ接続してみましょう。
インストゥルメントトラックを使用している場合
この場合は、MixConsoleを使って接続しましょう。
では、やってみましょう。
まずは、
メニューのデバイス
↓
MixConsole(ミックスコンソール)をクリック
※Windows、MAC共にキーボードのF3で開きます。
下記画面の赤い枠のStereo Outを左クリックして、接続したいグループチャンネルを選びます。
そうすると、グループチャンネルへ接続することが出来ます。
MIDIトラックを使用している場合
例えば、Halion Sonic SE2や、Groove Ajent SE4など使用している場合は、MIDIトラックとは別に、音源の出力が下記画面のように表示されていると思います。
※画面は、Halion Sonic SE2の参考例
VSTインストゥルメントフォルダー内の HAlion Sonic SE の部分が、音源の出力になります。
その赤い矢印の、出力トラックを選ぶ
↓
画面左上の 赤い枠 内のStereo Outをクリック
↓
画面内のグループチャンネルの名前を選ぶと、接続できます。
オーディオトラックも、MIDIトラックと同じ接続方法になります
レコーディング(録音)で活かそう
レコーディングする際は、バックのオケやボーカルとの音量バランスを取る際に、トラックを一つづつ調整すると時間のロスになります。
レコーディング(録音)のやり方はこちら
その際に、
リズム隊楽器と、上もの系楽器と、グループチャンネルに分けておくと、音量レベルの調整など楽になりますよ。
リズム隊楽器:ドラム、、パーカッション、ベースなど
上もの系楽器:ギター、ピアノ、シンセ系、ストリングス、ブラスなど
それぞれのトラックを、グループチャンネルへルーティング(接続)して、グループチャンネルの音量レベルを調整すれば、ボーカルと楽曲の調整が楽に出来ます。
または、楽曲の音量だけを、パンで左か右へ振ってあげると、ボーカルの人が歌いやすくなります。
ミックスで活かそう
グループチャンネルの作り方は、レコーディング(録音)の所と同様です。
次に、
リバーブをかけたい、グループチャンネルを選びます。
そして、
グループチャンネルトラックのオーディオSendsを選択すると、リバーブをかけられます。
FXチャンネルトラックを使った、詳しいリバーブのかけ方などは、下記を参考に。
ミックス(マスタリング)する際は、パラアウトしたDrums(ドラムス)を分けます。
ドラムなどもパートを分けてから、トラックに接続すると便利ですよ。
MIDIを、パートに分解する方法はこちら
CH(クローズハイハット)やOH(オープンハイハット)
CC(クラッシュシンバル)やTOM(タム)など
パートで分けた各MIDIトラックにそれぞれ、音を割り当てます。
それら個別のトラックを、グループチャンネルへ接続します。
↓
そして、グループチャンネルのインサートへ、プラグインエフェクトなどをかけます。
↓
例えば、ドラム全体へイコライザーをかけて音を加工したり、コンプレッサーをかけて音量を調整してドラム全体をまとめたりなど。
グループチャンネルでインサートの処理をするだけで、ミックスのクオリティをアップする事が出来ますよ。
まとめ グループチャンネルの使い方をマスターしよう
Cubaseのグループチャンネルは、録音やミックスなど様々な場面で役に立つトラックです。
使い方を覚えておくと、とても便利ですので、覚えましょうね。
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