今年2015年秋に、Macの新OS X 10.11 El Capitan(エルキャピタン)がでますね。
教室では、アップデートのバージョンの様子を見ながら、今年の3月位にYosemiteにアップグレードしたばかりです。
AppleのOSの切り替わりはMac OS X 10.7 Lionから1年周期くらいになり、色々なバグが改善されてやっと慣れてきたことに新しいのが出ますね。
さて、今回のOS Xは名前がヨセミテ公園の有名な山の名前というくらいなので、マイナーアップグレードというイメージなのでしょうか。車でいうところのマイナーチェンジでしょうか。
この記事の目次
Mac OS X El Capitan(エルキャピタン)はどうなのか
Appleのサイトを見てみると、全体のインターフェースはYosemiteとほぼ同じです。OSの内容だけを見るとグラフィックパフォーマンスが良くなるのと、日本語フォントが流暢に変わるようなので文章を見たり書いたりする際にやりやすくなるようです。しかしこれらのことはDTMユーザーにとってはあまり関係がありません。
OSが便利になるからDTMユーザーはOSをアップグレードするかというと待った方がいいです。
OSを新しくすることで起こるトラブルを考えた方が良いです。
そこで参考になるのが、前のバージョンのOS X Yosemiteでどんな問題が出たのかと言うことですが、私はこんな問題が3つ出ました。
問題①
1. 使えなくなるシーケンスソフトやプラグインエフェクトがある
今持っている物が使えなくなるのは困りますよね。もしも使えなくなったら、使えなくなった原因を調べたりして解決策を探し、新しいOSに対応するバージョンのものを購入しなければいけません。
問題②
2. OSの起動速度が遅い
新しくアップグレードして速度が早くなるのでしたら分かるのですが、OSの立ち上がりが遅くなっています。
前のMavericksに慣れていると、少しイライラするレベルです。
問題③
3. 新しく使い方を覚えなければならない
DTMユーザーは、曲を作る上で覚えることが沢山ありますが、その上にMacの使い方が若干変わるため使い方に慣れなければいけませんので多少面倒です。
これらのことから考えると、上記と同じ事がMac OS X El Capitan(エルキャピタン)のアップグレードで起こる可能性があります。
ですので、DTM Macユーザーは安易にアップグレードするのではなく、よく調べてからアップグレードしなければなりません。その際は、持っているDTM機材やプラグインなどが、新しいOSに対応しているかなど必ず確認して下さい。
関連サイト:Mac OS X El Capitan
追記
教室では、MacBook Air (OS X Mavericks)とレッスンで使用しているMacMini(OS X Yosemite)がありますが、Yosemiteは未だに使いにくいというのが正直なところです。
実際にYosemiteにトラブルがあるので、まだOSのアップグレードをしていない人も多いのではないでしょうか。
それは、DTMユーザーにとってとても賢明な判断です。
さいごに
Mac OS X El Capitan(エルキャピタン)にアップグレードしても、今回書いたことと同じ事が起こる可能性が十二分にあります。今問題なく使えているDTM Macユーザーは、無料だからと安易にOSのアップグレードせず、慎重に判断をしてくださいね。
関連記事:パソコンやMacを安定化・高速化しよう