Protoolsには、色々なプラグインエフェクトがついていますが、エフェクトの中でリバーブ(残響)は最も良く使用されるエフェクトではないでしょうか。
今回は、そのリバーブのかけ方を説明していきますね。
※Protools12まで対応内容
この記事の目次
1. AUX入力トラックの出し方
リバーブをかけるには、AUX入力トラックを使用しなければいけませんので、まずはこのトラックの出し方を説明します。
まずは、メニューバーのトラックから
↓
新規
すると下記ウインドウが出てきます。
では左の項目から説明します。
1-1 新規
この部分は、トラックを作成する数になります。1だと1つトラックが作成され、2だと同じトラックが2つ作成されます。
1-2 作成
1-2-1 チャンネル
MonoとStereoが選択できます。
今回はリバーブをかけるのでStereoを選びます。
1-2-2 作成トラック
下記の6つから選択できます。
- オーディオトラック:オーディオファイルを使用するトラック
- AUX入力:プラグインエフェクトや音をまとめる際に使用
- マスターフェーダー:Protoolsの最終トラックを表示
- VCAフェーダー:Protools12から
- インストゥルメントトラック:ソフト音源などを使用する為に使用
- MIDIトラック:複数のMIDIチャンネルを使用する際に使用
今回は、リバーブを使いますので、AUX入力を選びます。
1-3 形式
サンプルとティックどちらかを選びます。
簡単に説明すると、オーディオを扱う際はサンプルを選び、MIDIを扱う際はティックを選びます。
AUX入力の場合は、サンプルを選びます。
最後、作成を押すと、AUXトラックが作成できます。
2. AIR Reverbの出し方
次は、Protools付属のAIR Reverbを出して見ましょう。
出し方は、メニューのウィンドウから
↓
ミックスを選びます。
※Macは、Command+=
すると、ミックスウィンドウが表示されます。
次に、AUXトラックの赤い部分をクリックして、
マルチチャンネル プラグイン
↓
Reverb
↓
AIR Reverb(Stereo)を選びます。
下記画面が表示されます。
3. センドの接続の仕方
では、リバーブをかけてみましょう。
今回は、Mini Grandにリバーブをかける方法を説明します。
まずは、Mini GrandトラックのセンドA-Eの赤い部分をクリック
↓
Bus
↓
Bus 1-2(Stereo)を選びます。
次に、AUXトラックの I/O の入力なしを選んでBus 1-2を選びます。
こうすることで、Mini GrandのセンドとAUX入力が接続されます。
3-1 センドレベルの調整方法
接続したBUSセンドをクリックすると下記フェーダーが表示されます。
この赤いフェーダーを上に上げていくと、リバーブが徐々に深くかかっていきますので、音を聴きながら位置を調整していきます。
使い方分かりましたか。
次に読むと良い記事
まとめ
リバーブをかけるのは、ミックスの基本の工程です。手順が長いですがしっかりと覚えましょう。