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Logic Pro X 2Mix(ミックスダウン)の正しいやり方

更新日:

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Logic Pro Xで、曲が出来たらオーディオファイルにまとめないといけませんね。

このオーディオファイルにまとめる作業を、2Mix(ミックスダウン)と呼びます。

2Mix(ツーミックス)はどんな時に使用するのか
制作曲を自分で保存したり、友人に送ったり、またマスタリング作業でCDにする際、そして、Youtube(ユーチューブ)やニコニコ動画など、動画サイトにアップロードする際などに使用する機能です。

 

Logic Pro Xでは、この2Mix(ミックスダウン)の作業をバウンスと呼びますが、設定項目が色々とあります。

今回は、Logic Pro Xでの正しいミックスダウン(バウンス)のやり方を、簡単に説明していきますね。

Logic Pro Xのミックスダウン(バウンス)のやり方

範囲指定

まずは、ミックスダウン(バウンス)するための範囲を選択します。

下記は、例で1小節目から4小節分をミックスダウンする時の指定の仕方です。

 

では、ミックスダウン(バウンス)するためのWindowを出して見よう。

メニューの ファイル

バウンス

プロジェクトまたは範囲選択 をクリック

すると、ミックスダウン(バウンス)するためのWindowが出ます。

 

バウンス画面 左の欄

まずは、左部分から設定を見ていきましょう。

用途

下記4つから選びます。

  • PCM:WAVEやAIFFを選びます
  • MP3:データサイズを選べる圧縮ファイル形式です
  • M4A:AAC:上記同様データサイズを選べるAppleの圧縮ファイル形式
  • CD/DVD に 書き込む:CDを作る際に使用します

メールで送ったり、スマホやウォークマンなどにいれる際は、MP3M4A:AACを選択し、それ以外は、非圧縮音源の PCM などを選択してミックスダウンをします。

 

開始

オーディオミックスダウン(バウンス)する開始地点を入れます。

(例)2小節目からミックスダウンする際は、2 1 1 1と入力します。

 

終了

オーディオミックスダウン(バウンス)する終了地点を入れます。

(例)5小節目終わりまでミックスダウンする際は、6 1 1 1と入力します。

 

モード

リアルタイムとオフラインが選べます。

リアルタイムだと、ミックスダウン(バウンス)を行なう際に、時間がかかります。

下記内容が分からなければ読み飛ばしてもOK。

UAD apolloなどのDSPを使用した機器や、外部MIDI機器を接続している場合は、リアルタイムを選びます。

2番目のサイクルパスをバウンス:1回目のテールの音を2回目の頭に入れたいさいに使用しますが、通常は選択しません。

 

オフラインは、Macの性能に依存した、高速のミックスダウン方法です。

 

オーディオテールを含める

この部分は、ミックスダウン(バウンス)する終了地点以降に、音の余韻などがあった場合に、急に音が途切れて不自然にならないようにする機能です。

必ずチェックを入れておきます。

 

ノーマライズ

ノーマライズをすると、波形を自動的に0dB付近(最大付近)まで上げてくれます。

  1. オフ:元の音量のままです。
  2. オーバーロード保護のみ:音量がピークした際に、自動的に音量を下げてくれます。
  3. オン:ピーク直前まで音量を自動的に上げます。

内容が分からず、出来るだけ曲全体の音量を上げておきたい場合は、オンを選択してください。

通常は、オーバーロード保護のみを選択します。

 

バウンス画面 右項目(用途がPCMの場合)

ファイルフォーマット

  • WAVE
  • AIFF
  • CAF

通常は、WAVEAIFFを選びます。

 

分解能

下記3つから選びます。

  • 8ビット
  • 16ビット
  • 24ビット

CDに焼く場合は、16ビットを選択。

動画へアップロードする場合は、24ビットを選択します。

 

サンプルレート

主に、44100、44800、88200、96000、192000などから選択します。

一般的に、ここでは44100KHzにします。

 

ファイルタイプ

インターリーブと分割を選びます。

CDや動画、ファイルを保存するなど、通常で使用する際は、インターリーブを選びます。

 

ディザリング

下記4つから選択します。

  • なし
  • POW-r #1(ディザリング)
  • POW-r #2(ノイズシェイピング)
  • POW-r #3(ノイズシェイピング)

マスターに、WAVESのL2やL3などのプラグインをインサートする場合や、この後の作業でマスタリングを行なう際は、なしを選択します。

プラグインを使用しておらず、CD-RやCD-RWなどに焼く場合は、POW-r #1(ディザリング)を選択すると良いです。

 

プロジェクトに追加

ミックスダウン(バウンス)したファイルが、プロジェクトに読み込まれます。

 

iTunesに追加

ミックスダウン(バウンス)したファイルが、iTunesに追加されます。

 

最後画面右下のOKを押せば、オーディオ化(ミックスダウン)されます。

 

まとめ

Logic Pro Xの最終ミックスダウン(バウンス)を見ていきましたが、使用用途に合わせて使い方を変えないといけません。

ミックスダウンのやり方を、徐々に覚えましょうね。

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